エビ海老蝦1~伊勢海老の巻~
今度は虫の話ではありません。似てるけど。エビの話です。
食べるの大好きな私ですが、エビは幼少時から変わらず好きです。幼少時は、エビフライが最高のご馳走だったものでした。
あれはブラックタイガーとかなのでしょうが、それでも一人暮らしを始めたら、
「こんなに高いのかエビって……」
となったものです。未だに自分でエビフライを作ったことはございません。
前置きが長くなりましたが、今回はエビの話。
エリアごとに、食べれるエビも違いますよ、というお話。
まず宮崎でよく目にしていたのは、伊勢海老です。
お恥ずかしながら宮崎に行くまでは、伊勢海老は伊勢=三重でしかとれないものと思っていました。
宮崎は秋から冬にかけて伊勢海老漁が解禁、至る所で食べれるようになります。最初は結構びっくりしました。
9~11月は「伊勢海老マンス」と銘打ってアピールしてきます。都心に住んでいる人よりも余程身近な食材になるのです。
しかし地元のものが食べれるとは言え、さすがに高価です。お店で例えば伊勢海老刺身定食とか食べようとすると、4,000円くらいします。
もちろん、自分で裁ける方々は、家で食べたりも当然します。当時の同僚が、年に一回家で伊勢海老パーティーをすると言ってて、羨ましくなった覚えがあります。
ちなみに漁協で買えば、伊勢海老自体は一尾1,000円代だったと記憶しています。これならちょっとした贅沢ができる金額ですね。
自分が宮崎にいたのは社会人になったばかりのときでお金もなかったので、残念ながら伊勢海老は数えるほどしか食べていません……。
自分の周りに聞いている限りでは、伊勢海老は刺身ではなく、火を通した方が美味いという人が多かったです。味噌汁とか、ボイルの方が旨味が際立つとのこと。
確かに伊勢海老とは言えエビはエビ、氷水で締める等しっかり調理しないと、他のエビとの違いがわからなくなってしまうようです。
一番美味しく伊勢海老を食べたのは、2016年11月に、宮崎を離れて以来久々に宮崎に訪問して、馴染みの居酒屋で食べたやつだと思います。
至福でございました。また食べに行きたいなぁ。
そして今年、和歌山に引っ越してきたところ……何と和歌山でも伊勢海老が獲れると!
しかも旬の食材としてわりと推してます。季節はだいたい宮崎と同じ、秋~冬にかけてのようです。
南の方で地形が合えば、日本どこでもわりと獲れるのでしょう。
ふとネットで調べてみると……何と千葉県が上位で出てきました。しかも三重県と常にトップを競っていると。知らなかった……。
ちなみにそれに静岡県、和歌山県、徳島県と続くそうです。宮崎の名前はそう簡単に出てきませんね。
とはいえ、 上の県は全て大消費地に近いので、そちらに運ばれて消費される量が多そう。宮崎の方が、地元の消費量は多いのではないかと思ったりするわけです。
今年の秋から、和歌山ではどれだけ伊勢海老が身近な食材になるのか、今から楽しみなのでございます。
色んなエビの話をしようと思ったのですが、伊勢海老だけでこんな長くなってしまったので、今回はそんなところで。
せば、また。