田植えの季節
和歌山に異動になってから仕事の内容が変わって、すっかり仕事で事務所の外に出る機会が少なくなったのですが。
5月の下旬に久々に外に出る機会のあったときのお話し。
地方都市だと一歩外に出ると田園風景が広がっているわけでして(それがとても良い)、初めて和歌山市近郊の田園風景の中をドライブしたわけなのですが。
そのときにふと気づきました。
あれ? まだ田植えがされていないぞ…?
秋田ではGW明けにはもう始まっていた気が……なんで??
暖かい地方の方が稲刈りは早いので、てっきり田植えもその分早いと思ってたけど……。
でも、少し考えて納得。
和歌山はそんなに早く田植えをする必要がないのです。
なぜなら秋田よりも暖かくて、短い期間でも稲が生長するから。
どこかで調べたり聞いたりしたわけではないですが、まず間違いないでしょう。
よく考えたら、今度参加する酒米の田植えイベントも6月中旬の話でした。
またそのときに農家さんに聞いてみようと思います。
こういう風に田植えに季節を感じるようになったのは秋田に行ってからです。
秋田は雪が溶けて春になって、山菜がもりもり食べられるようになって、桜が咲いたくらいから田植えでした。
雪は良いことばかりではないですが、こういう風に季節を如実に感じることができるのは、本当に素晴らしいことだと思います。
稲刈りの季節にもきっとまたそう思うことでしょう。
一方、宮崎は、寒暖の差はあるものの、良くも悪くも通年天候に極端な変化がないこともあり。そして農業が盛んなものの、稲作の占める割合が秋田ほど大きくない(というか秋田が大きすぎる)こともあり。
田植えのシーズンはほとんど気にしたことがなかったです。
超早場米の産地で確か7月とかには稲刈りしてたような覚えがありますが、田植えはいつ頃してたんだろうか?というくらいです。もう少し意識しておけば良かった。。
それぞれの地でそれぞれの四季がある。
秋田はこれから、ジュンサイと岩ガキの季節です。あぁ食べたい。毎年食べていたものが今年は食べられないなんて信じられない……。
和歌山には、どんな季節のものがあるのか。今は梅の収穫が真っ盛りですが、個人的にはもっとお酒のつまみになるようなものが良いかな(笑)
わくわくしながら和歌山最初の一年の、どんどん暑くなっていく季節を過ごそうと思います。