2019.9.1 「とかちマルシェ」に行ってみた
秋の北海道はイベントに事欠かない。
収穫感謝祭の翌週は「とかちマルシェ」。「十勝最大の食と音楽のイベント!!」と銘打たれているだけあって、帯広にいたら参加しないわけにはイベントだろう。
http://tokachimarche.com/index.php
場所も駅前で立地良好=我が家から徒歩圏内ということで、もちろん参加してきた。
特筆すべきは出店数の多さ。地元の飲食店を中心に、JAも勢揃い。
http://tokachimarche.com/lineup.php
食べたいものをよく考えておかないと、先々で目移りして目当てに辿り着くまでに腹が膨れてしまうので注意が必要だ。
当日会場についてみると、予想通り、会場には凄い人! 同行者との合流にも少し苦労した。
このために十勝外、道外から帯広まで来ているも大勢いるのだろう。ホテルもこの期間は空いてなさそうだ。
私がまず食べたのは、大樹町の養豚農家直営の「源ファーム」のミルフィーユカツ。この値段にしては満足の内容だった。
こういうとき、どうしても地元十勝のモノはそのうち食べられるだろうと思ってしまう。
そこで同行者と並んだのは……厚岸の海産物の出店であった。
大変満足の内容であった。
特に初めて食べた花咲ガニが本当に美味かった。これ、実は殻が結構柔らかくて、棘を何とかすれば素手でも捌けてしまう。
根室で有名な花咲ガニ、今年はあまりの遠さに断念してしまったが(自宅から250km)、来年の9月初めのカニ祭りには何としても行ってみたいものである。
もちろん乳製品も色々。
この香林農園は知り合いが美味しいと言っていたのを偶然見つけたもの。ヤギのチーズもあり初めて食べたが、何ともクセのある独特の味わいだった。
来年はこのイベントを口実に県外から人を呼び寄せても満足させられるな、と思った次第であった。
2019.8.25 「第30回 中小企業家同友会とかち支部農業経営部会 収穫感謝祭」に行ってみた
私が最初に参戦した十勝のイベント。
収穫感謝祭とは、何とも魅力的な響きではないか。同僚とともに参加した。
そもそも中小企業家同友会とは、全国都道府県単位で存在する中小企業の経営者の集まり。
規模感は都道府県によってまちまちであるが、ここはさすが十勝、農業経営部会が全国でも有数規模であろうことは疑いようがない。
厳密には収穫本格化=じゃがいも収穫開始時期はもう少し先だが、収穫感謝祭を切り盛りしている農業経営者の収穫作業を考慮し、8月のこの時期になっているのだろう。
そして収穫感謝祭と銘打つだけあって、農産物の大盤振る舞い感からスケールが違う。
1口2,500円のチケットに、まずは入場口で大根1本・スイートコーン2本が入った袋を無造作に渡される。それに加えて、じゃがいも・たまねぎ合わせて10キロ相当のつめ放題がついている。
さらに何と牛肉200グラムも。これをどうするか。その場で焼くのである。
写真を見てわかるとおり、この日は晴れておりとにかく暑かった。肉だけでなく、身体もまぁまぁ焼けるほどに。
ちなみに現地には焼きスペースと焼肉のタレがあるだけなので、その他に必要な軍手や皿や箸は要持参。ゴミは各自持ち帰り。このセルフ感も個人的には良かった。
背景にも写っているように、魅力的な出店も沢山。
どれも価格はお手頃設定だ。
気になる詰め放題はこんな様子。
北海道以外では、中々見られない光景ではないだろうか。
ちなみにじゃがいもは2種類あって、一つは今シーズンの新じゃが。もう一つは越冬させたじゃがいも。後者は常温に置いておくと1週間くらいで芽が出ます、と注意のアナウンスがされていた。
そしてメインイベントも言うべきは大抽選会と十勝農業クイズ。
各生産者提供の商品が大盤振る舞いされていた(私は大したものは手に入れられなかったが)。これが目当てという家族も少なくないのだろう。
余っていた大根とスイートコーンも一緒にバンバン配られていた。どんだけ用意していたんだ一体。
以上、総じて北海道の秋の始まりを感じられる、素晴らしいイベントだった。
不覚にも二日酔い状態で行ってしまったことが心残り……来年は万全の体調で臨みたい。
ちなみに私の詰め放題の戦果はこんな感じ。
実家に送ろうかとも思ったが、送料の方が高くなるんじゃないか?と言われてしまった。確かにそうなんだが、ちょっと一人で消費できる量を超えている気がする。。
無駄にしないよう、少しずつでも消費できるようがんばるとしよう。
十勝帯広に転勤になりました。
1年くらい放置しているうちに、和歌山をいつの間にか離れ、8月から帯広に転勤になった。
実は和歌山にいたのは1年と4か月だけ。短くなったのには紆余曲折あったのだが、それについてはいずれ……。
このブログ自体は、昨年の台風21号を記録に残しておこうと思ったのだが、それもせず結局放置することになってしまっていた。
ライフログとしてブログを続けるというのは、特にSNSをするようになってからは何とも難しいと改めて実感した。作るだけ作って放置してしまったのはこれが初めてではない……。
が、今回北海道は十勝帯広に転勤になり、何とかまたライフログとしてのブログを再開しようと思い立った。
一番大きな理由としては、北海道という地の魅力に早くも憑りつかれてしまったからだ。
これまで生活してきた宮崎、秋田、和歌山もどれも満喫してきたところだが、北海道がこれらと大きく違うのは、万人誰もが(特に夏は)こぞって観光に訪れる場所だということ。様々なスケールが明らかに本州とは一線を画している。
しかも観光的要素に加えて、地元向けのイベント要素が満載。しかもほとんどが食絡み。食べ飲み好き、しかも農業系の仕事にも関係してくるからたまらない。
このイベントを中心に、北海道、中でも十勝での生活をSNSとは別で記録に残したくなった。
イベントレポートが、後にイベントに参加する方のになれば幸いである。
この前までの和歌山での記録が尻切れトンボになっていて、消そうかとも思っていたが、久々に開いてみると思った以上の記事を書いていたので、せっかくなので残しておくことにした。
ちなみにブログが止まってしまったのは、決して和歌山生活が楽しくなかったということではない。1年4か月だけの生活だったが、その期間内であれば最高に和歌山を満喫した生活を送っていたと自負している。そこも追い追い触れていきたい。
和歌山にはイオンが少ない
この週末、久々にエバグリーンに行って思い出したことを。
和歌山には、生活に密着する巨大チェーン店が二つあります。
一つは、スーパーの「オークワ」。
もう一つは、ドラッグストアの「エバグリーン」。
いずれも地元資本です。
一方で、宮崎にも秋田にもあったイオン系列のスーパーがほぼないです。
タイトルでは少ないと書きましたが、少ないというよりはゼロに近い。和歌山大学近くのイオンモールくらいでは?
というのも、地元の人に聞いた話では、最初に書いた地元資本の2つが、イオン系列の進出を阻止してるのだとか。
好立地の場所が売りに出ると、イオン系列が来る前にどちらかが抑えてしまうのだとか。
ホントかいな、とも思いますが、実際それくらいイオン系列見ないので、そうなのでしょう。
何しろ、マックスバリュすらない。
イオン系列=悪いというわけではないですが、地元民が大手全国スーパーで買っても東京にお金が流れるだけ。
地元資本のお店で買って、地元経済を自ら回してくれた方が健全だと個人的には思います。
そういう意味では、オークワとエバグリーンの地域経済における役割は、極めて大きいのでしょう。
ちなみに私が秋田にいた頃は、イオン系列のスーパーの売上減少がささやかれてました。
数字的な根拠は見てないですが、それだけ日常にも、地元志向が根付いてきているということなのでしょう。
とっても良い傾向だと思います。地方は地方独自の文化をしっかり作る、守っていくのが大事。
嗚呼、家系ラーメン
和歌山に来てもうすぐ丸5か月。
ふと食べたくなって、気付きました。
和歌山で……家系ラーメン見たことない。。
考えてみれば、所謂和歌山ラーメン、現地的には中華そばも、家系ラーメンと同じ豚骨醤油。
当たり前っちゃ当たり前なのかも?
同じ豚骨ラーメンでも。
和歌山ラーメンはとにかく豚骨くさい、でも醤油の味も濃い、でも麺は細い、おやつみたいにも食べれるラーメン。
一方家系ラーメンは、豚骨の臭いは抑えめに、油たっぷり! 麺も細くてがっつり!な
、白米と一緒に食べたくなるラーメン。
書き出してみると結構違うような……
もし和歌山で家系ラーメン屋さんを見つけてみたら、びっくりレポートしてみようと思います。
ちなみに、秋田にはかの高名な山岡家もあったし、他にもいくつかあった覚えが。
むしろ宮崎では食べた覚えがないな……と思ったけど、調べたら少数ながらあるみたい。
あぁ一度思い出すと食べたくなる、家系ラーメンよ!
ちなみに実家近くの「横濱屋」は、個人的にミラクル鉄板です。
ラーメン美味いし、味玉もりもりのラーメンあるし、野菜ギョウザ美味いし、ザーサイ無料!!
嗚呼、家系ラーメンよ。
県による保険料率の違い
久々の投稿になってしまいました。
和歌山に来て早3か月、良い意味でもつまらない意味でも落ち着いてきた、といったところでしょうか。
今回は転勤で分かった、保険料率の話。
転勤に伴って保険の変更手続きをしていますが、追加料金が発生したものがありました。
それは、
② 自動車保険
の二つです。
まず地震保険ですが、これは宮崎時代に、居酒屋で知り合った保険会社の方に勧められて入ったものです。
極端に言えばですが、コーヒーをこぼして壊れた場合でも携帯電話以外なら使えるので、使い勝手が良いと。実際既に2回ほどお世話になっています。
年間費用は確か9,000円くらい。
住所変更をしたところ、追徴が発生するというのです。確か600~700円くらい。(両方曖昧なのは良くないですね)
宮崎から秋田に異動したときは追徴あった覚えないけど、まぁこちらは建物の構造の違いもあるし、和歌山の方が地震とか津波の被害は想定される気がするし、仕方ないなと思ったわけです。
ちなみに興味本位で担当の人に、聞いてみたところ、建物が同じ構造の場合は、やはり和歌山の方が保険料率が高いようです。
さて、一方の自動車保険。
実は自動車を所有するようになったのは秋田に異動してからでして、今回が初めての住所変更手続きと相成ったわけです。
某ネット保険を利用していて、年間費用が60,000円程度であったと思うのですが。
なんと、追加料金が約5,000円も発生すると!
…………え???
むしろ秋田の方が雪で事故多そうだけど??
1割も増える理由ある!??
いきなり任意保険を切り替える気力はさすがに無く、何とも釈然としない出費となったのでした。
しかもちょっとネットで調べてみたところ、都道府県別の平均自動車保険支払料はどこみても逆に和歌山の方が5,000円くらい安いし。どういうことやねん。
でも一方で、都道府県ごとで保険料が異なる保険とそうでない保険があり、異なる保険で高くなりやすい都道府県に和歌山がランクイン。逆には秋田がランクイン。
どういうことだってばよ……わけわからん……
ひとまず、次の自動車保険更新時には、しっかりと数社見積もりをとってみようと思ったのでした。
この値段格差のからくりについては、保険会社に勤める友人とかにいつか聞いてみたいものです。
棚田はどこにある?
先日、和歌山でもわりと観光ポスターで見る、有田川町の「あらぎ島」に行ってきました。
ここは日本の棚田百選にも選ばれています。
とっても田舎にありますが、行く価値アリ、の素晴らしいスポットでした。
棚田の景色がとても好きなのですが、よく考えたら、秋田には有名な棚田スポットって無かったなと。
男鹿半島で主に棚田に感銘した覚えがありますが、ちょちょいとネットで調べたところ、「百選」は1つも秋田にありません。不思議。
田んぼが ありふれすぎてるから?と考えましたが、新潟にはいくつかあります。ますます不思議。
1つ考えられるとすると、秋田は平地が多く、今では名所となるような条件不利地にまで、大規模な田んぼを作る必要がなかったということです。当然、棚田が全くないわけではないんでしょうけど。
秋田の米というとまず大潟村がクローズアップされがちですが、あそこはまだできて50年。やはり特筆すべきは、大仙市、横手市の大平野だと思います。
そしてそもそも秋田県がある日本海側は、米を作るには天候に恵まれているため、全県に田んぼが広がると。とにかく秋田は昔から恵まれた土地だった、というのは昔から言われていることです。
一方、今は名所となっているような棚田がある場所は、やはりそれだけ、以前は(もしかしたら今も)恵まれた土地でなく、収量が少ないため山間部にまで田んぼを作ったんだと思います。
百選には、長野と宮崎が特に多いみたいです。大方、山間部なのだと思います。今では素晴らしい景色として有名ですが、棚田に整備する時には、それこそ命懸けだったのでしょう。
宮崎の日南市にある、坂元棚田なんて、感動するほど圧巻です。
それぞれに石垣が組まれています。作るのにどんだけかかったんだろうか……
しかもこのときは曇ってたけど、おかげでなんかマチュピチュみたい! 大変感動したのを覚えています。(こういうのってやっぱり写真で伝えるには限界があります)
他にも、宮崎の高千穂町の、街中から天岩戸神社への道すがらにある棚田も大変印象的で覚えています。
和歌山には百選に選定されている棚田はあらぎ島だけみたいなのですが、その分四季の景色を楽しみたいと思います。
そこに田んぼを作った先人たちに思いを馳せながら。